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描くよろこびは国境を越えて in マレーシア

2019.4.29 - 5.2

平成から令和へのカウントダウンが始まる頃、私たちは孤児院で暮らす子どもたちに「絵を描くよろこび」を伝えるため、マレーシア・ジョホールバルへと向かいました。

「絵は国境も言葉の壁もすべて飛び越えて、一緒に笑い合える、心を通わすことができる。」
そう信じて、抱えきれないほどの絵を描くよろこびとともに日本から持ってきたのは、トランク6個 総重量120kgの画材とマドレーヌ100個。
そして「想いは絵から溢れ出して、必ず伝わるから」と、キッズアートランド・児童養護施設の子どもたちがマレーシアの孤児院の子どもたちを想い、一生懸命に描いたたくさんのカードです。

最初に訪れたのは、障がいを持つたくさんの子どもたちが暮らす孤児院でした。
ここではまず、絵の具を使って箱の型紙に絵を描くワークショップを開催。
コミュニケーションをとるのが難しい子どもたちも、驚くほどの集中力で生まれて初めての絵の具とは思えないほどの見事な作品を完成させていきました。
神様から素晴らしすぎる才能を授かった彼ら。そのすごさに憧れの気持ちを抱きます。
絵の具を乾かす間は、いつものように風船アートです。
風船を手にした子どもたちの目の輝きは、万国共通。みんな思い思いの風船を自由につくりあげ、施設の中は笑い声で溢れました。
最後は出来上がった箱に、日本の子どもたちが心を込めて描いたカードや折り紙を入れてプレゼントしました。国境を越えて子どもたちの心が繋がる時間です。

2日目はマレーシア・インド・中国など・・・様々な国の子どもたちが暮らす孤児院で、パッケージ作りと風船アートのワークショップを開催しました。
マレーシアの公立学校に通う子どもたちと中国の学校に通う子どもたち。そしてこの孤児院で暮らすことになった境遇もまた様々です。
それでも絵を描いている時の子どもたちは皆、身体中からよろこびが溢れ、まっすぐな目は神々しいほどです。
最後には完成した箱に日本からのお土産を入れてプレゼントし、みんな目を輝かせて喜んでくれました。そしてそのお返しに、紙で作った花束と歌をプレゼントしてくれ、子どもたちの想いは汗だくのTシャツさえも心地よく感じるほど、私たちの心を満たしてくれました。

最終日に訪れた孤児院では、たくさんの子どもたちと施設の壁に絵を描く壁画アートのワークショップを開催。マレーシアへもあえて三原色と白・黒の絵の具しか持って来ず、自分の好きな色をつくるよろこびも伝えることができました。
普段なら描いてはいけない場所、施設の壁という大きなキャンバスに絵を描くワークは、子どもたちの心を解放させ、また自分が暮らす環境に愛着が増すことにつながり、みんな心から楽しんでくれました。
壁画アートの後は、風船アートやパッケージ作りのワークもすることができ、終わる頃には、私たちのことをずっと前からの友だちのように心を通わせてくれました。

全てのワークが終了し空っぽになったトランクには、子どもたちのたくさんの笑顔と笑い声がぎっしりと詰まっていて、寂しさを抱えながら帰路へ着く私たちをやさしく包んでくれました。

私たちがさせていただいているこの「描くよろこびは国境を越えて」というプロジェクトは支援とは少し違うと想っています。
『SHARE the HAPPINESS よろこびを分かち合おうよ』
世界中のみんながよろこびを分かち合えたなら、きっと もっと輝く地球になるに違いありません。

今回のプロジェクトには日本のたくさんの方々のやさしさ・あたたかいお心をを画材・文具・マドレーヌ・そしてマレーシアで大人気のMILOやクッキーというカタチにかえて孤児院で暮らす子どもたちに届けさせていただきました。
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

子どもたちの笑顔で世界は変えられる。
GOFAR BANKの本気の想いです。